パソコンのリカバリーについて、リカバリーはPCを初期化(購入した状態の戻す)又は自分で作成したリカバリーディスクなら作成した時の状態に戻すことをいいます。リカバリーは万が一の時に役に立つものです。まずはリカバリーについて説明していきます。
目次
リカバリーとする理由
パソコンのリカバリーとは
パソコンを使っていてなんだか調子が悪い・うまく起動しない・新しいソフトウェアを入れると動作全体がとても遅くなった…そんなときに行うのがパソコンのリカバリーです。
平たく言ってしまえばパソコンの中身を一度まっさらにして、きれいにし直した上にOSを入れ直すということです。使っているうちに中にたまったゴミや動作を妨害しているソフトの影響などをきれいに取り除いてしまう、ということです.。
パソコンのリカバリって何のためにあるの?
パソコンを使用したことがある方はパソコンのリカバリという言葉を一度は聞いたことがあると思います。パソコンのリカバリとは現在のパソコンの設定などをリカバリ領域へ保存しておいてもしパソコンに何かあったときななどに保存しておいた状態に戻すことです。
何もかもを完全に初期状態に戻す行為
パソコンのリカバリとは、一般にはパソコンの状態を完全に工場出荷状態に戻すことを言います。インストールしたソフトはもちろんのこと画像や音楽などのデータも完全に消してしまうものが普通ですが、リカバリには種類がいくつかありユーザーデータを保持するものもあります。
パソコン購入時に必ずリカバリーディスクを作成
リカバリーディスク作成していて良かったこと
原因は分からないままですが、パソコンがある日突然フリーズをして動かなくなり、その後も電源は入るがWindwosが立ちあがらないと言う状態になりました。本体のハードディスク保存していたデーターは全て消えてしまいますが、リカバリーディスクを使用する事により、パソコン本体を工場出荷時の状態に戻してくれます。
最近のパソコンには、リカバリーディスクと言う物は同梱されておらず、自分で空のDVD-R等を準備して作成しないといけません。本体メモリーにリカバリー領域がありますが、ディスク作成をしておく事をお勧めします。
リカバリが必要になるまでボロボロになったら
パソコンがウィルスやマルウェアに感染したりソフトやドライバが干渉したり不具合を起こしたりしてまともに使うことが出来なくなるレベルまでボロボロになることがあります。それらのトラブルに対する最も確実な最終手段がリカバリ・初期化なのです。
PCを初期状態に戻すことをいいますが初期状態といってもOSもなにも入っていない状態ではなく工場から出荷された状態(買ってきた当初の状態)に戻すことを差します。通常リカバリーディスクを使ってパソコンが何らかの事情で起動しなくなったり、調子が悪い時などリカバリをすることがあります。
リカバリーのやり方と必要性
リカバリに入る前の準備
リカバリする前に、今自分が使っているソフトのメディアディスクやインストール用プログラムのバックアップが揃っているか必ず確認しましょう。
それぞれの認証キーもメモしておかなくていけませんし、ソフトによってはアクティベーション解除やアンインストールを正式な手続きで踏まないとリカバリ後にソフト側が「紐づけされたのと同じPC」と認識しない事さえもあります。
パソコンのリカバリに必要なもの
メーカー製のPCの場合、リカバリディスク、もしくは再セットアップディスクといった名前のディスク(主にDVD-ROM)が必要になります。
この名前はメーカーによって異なります。これは製品を購入すると付いてくる場合と、DVD-Rディスクを購入してきて自分で作成する場合があります。自分で構成を選択して注文するようなPCの場合は上記のようなディスクではなく、OS(Windows)のディスクそのものと、構成に合ったドライバのディスクが付いてくることがあります。
こちらの場合もこれらを利用してリカバリが行えます。
DVDなどのメディアからリカバリする方法
まずリカバリしたいPCが起動していない場合、起動させましょう。
そしてリカバリディスクまたはOSインストールディスクをドライブに挿入し、再起動。あとは画面の説明にしたがっていけばリカバリは完了します。
なお、メーカー製PCを工場出荷状態に戻すリカバリは完了後すぐに使えますがOS再インストールの場合はマザーボードのチップセットドライバも入れなおさないとネットにすらつながらない状態なので注意しましょう。
リカバリが出来なくなってしまうケース
OSインストールメディアや作成したリカバリディスクなどが手元にある場合、それらを紛失しなければ問題ありませが、リカバリディスクが付いてこず、PC内のリカバリ領域も壊れてしまった場合にはリカバリディスクも作れなくなるためそもそもリカバリという行為そのものが不可能になりますので注意が必要です。
まとめ
リカバリーとはパソコンを購入時の状態に戻す、又は自分でリカバリーディスクを作成した場合は作成した時の状態に戻すことをいいます。
リカバリーはパソコンに不具合が起こり、不具合が起こる前に戻すことができますが、付属のリカバリーディスクだと全てのデータやファイルが消えるためパソコンが初期化されることになります。
ただし自分でリカバリディスクを作成しておけば、自分が設定した(ソフトをインストールした状態)に戻すことができるので、定期的にリカバリディスクを作成しておけば、全てのデータやファイルがなくなることを防ぐことができます。
リカバリーに必要なものは主にDVD・ブルーレイなどのメディアに記録されているものが多く、注意しないといけないのがリカバリーディスクを紛失した場合はリカバリーができなくなることがあります(HDDのリカバリー領域が破損した場合も)ので紛失しないように注意が必要です。