最近良く聞くWimaxって一体何ですか?と思う方も多いかもしれません。そこでWimaxについて、どんなものか?どういう時に使うのか?メリット・デメリットについて初心者の方にもわかりやすいように説明していきます。
目次
Wimaxとは?
様々な通信方式の中の1つとしてのWiMAX
WiMAXとは、通信方式の1つのことです。
まず、これを説明するにあたり様々な通信方式の説明を行ったほうが分かりやすいと思いますので、先にそれらの説明を行いたいと思います。
通信方式として、ここ最近でよく聞いたキーワードとして3GやWi-Fi、そしてWiMAXというものがあると思います。
3Ḡとは3rdGenerationの略で第3世代という意味です。これはモバイル通信で用いる通信方式でスマートフォンで利用されてます。
重要な事ですが、この通信は音声通話のための回線だということを覚えてください。スマートフォンの普及で通信量が大きくなってきているので、その品質を損ねないためにあるものだと理解してください。
Wi-Fiも通信方式の1つで、3Ḡとは異なり限られたエリアでしか使うことができない方式です。
家庭でのWi-Fiルータをイメージしてもらえたら分かるかと思いますが、家庭内もしくはその周辺でしか使うことが出来ませんよね。
この違いがあります。
そしてWiMAXとは、分かりやすく言うとWi-Fiの機械を外に持ち出して使える機械で、小型のルータとして販売されています。
いわゆるWi-Fiルータとの違いは、通信専用の回線だということです。音声通話を利用しないので、快適かつ速い通信が外でも行えるものです。
Wimaxを選ぶ理由
場所は問わず、どこでも気軽に使える優れもの
さて、このWiMAXですが先程も挙げましたが通信専用の回線なのです。
音声通話を用いないので電波が届くところであればどこでも快適な通信を楽しむことができます。
また、それを常に持ち運ぶことができるので、例えばビジネスシーンで外出中に快適な速度でインターネットに接続することが可能なので、クラウドにある重たいデータを用意することも容易です。
電話回線を用いて通信を行うよりも明らかに専用の回線を使う方が早く作業ができます。他にも重たい動画を閲覧するとき、WiMAXがあれば快適に通信を行うことが出来るので用途を問わずにクリーンな通信を行うことができます。
つまり、例えば家庭内でのインターネット回線をWiMAXを代替として利用することが出来て通信費用を削減することが出来るという点で選ばれる事が多いです。
Wimaxのメリット
家庭用の回線と比較しても安い料金
WiMAXを使うことのメリットを挙げますと、一番いいのは料金が家庭用の回線と比較しても安いという点です。
家庭用の通信回線の場合、初期工事費があったりしてその分だけでもお金がかかったりします。
しかし、WiMAXの場合はそういった工事が必要なく、月々の通信料金もプランによりますがおよそ4000円程度で導入することが可能なので、余計なコストと手間をかけることなく気軽に導入することが出来ます。
また、WiMAXの場合は家庭用では考えられない外での通信回線の持ち運びができるので、例えばスマートフォンの通信制限の対策としてもWiMAXを用いた通信をすることによりその節約が実現することができます。
費用の面でも通信の面でも節約につながります。
Wimaxのデメリット
万能ではなく、使える場所に限りがある
家庭用としての機能を果たすことができるWiMAXですが、デメリットもあります。
それは、使える場所に限りがあることです。
例えば建物内でスマートフォンを使う場合、よほどのことがない限りは割とどこでも通信を行うことができて不自由することがありません。
WiMAXの場合、建物内や地下鉄内、トンネル内や地下道では電波が遮断されて通信を行うことができません。
外で使う分には非常に役立つ優れものですが、建物の中では致命傷となります。
また、かつては通信量の制限がなく使い放題でしたが、現在は3日で3ḠBの通信量の制限があり、それを超えてしまうとその翌日まで遅くなってしまうという点がネックとなります。
一応動画に関しては低画質なら閲覧することは可能ですが、少々ストレスに感じてしまうと思います。
まとめ
ハイブリッドな使い方をすれば万能な道具
メリットとデメリットを挙げましたが、上手な使い方をすれば非常に便利なものとなります。
3日で3Ḡを超える通信を行うことってあまりないと思うので、WiMAXをメインで使っても差し支え無いと私は考えているのでメインで使っても大丈夫だと思います。
万が一通信速度が低下した場合、その時だけスマートフォンの3Ḡや4Ḡの通信を行えばそれだけでもスマートフォンの通信制限の節約につなげることができます。
地下やトンネル、建物内をよく使う人の場合はWiMAXが入らない場所ではスマートフォンの通信を使用し、それ以外はWiMAXという形でハイブリッドな使い方をすれば通信量を抑えることができます。
家庭でも窓にWiMAXを設置すると速度が向上するので便利な道具だと思います。